能登半島地震;石川県の死者は128人に、今なお195人が安否不明
1月 07, 2024 16:06 Asia/Tokyo
石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震で、現在までに死者数が128人となったほか、今なお195人が行方不明となっています。
毎日新聞など日本の報道各社が7日日曜、伝えたところによりますと、 能登半島地震は発生から7日目を迎え、最大震度7を観測した石川県では現地時間の同日午後2時の時点で死者が128人に達しました。
また、現在も195人が安否不明となっています。
特に、石川県内では多数の建物が倒壊、道路が寸断され、孤立集落も発生しており、支援物資が届きにくいなど、人命救助に大きな障害となっています。
被災地では生活に欠かせないライフラインへの大きな影響が続いており、北陸電力によりますと、石川県内では7日午前11時半時点で、依然としておよそ1万9900戸が停電しています。
また大規模な火災が起きた輪島市では同日、倒壊した建物を雨が打ち付ける中、警察や消防、自衛隊が捜索・救助活動を続けています。
さらに、同日朝時点で水道は復旧していません。
石川県をはじめとする被災地はみぞれ交じりの雨が降り続き、予報によるとこの後雪に変わる見込みで、余震も続いている中、地震と積雪による複合災害が予想されます。
なお岸田首相は7日、首相官邸で開かれた非常災害対策本部会議で、能登半島地震を「特定非常災害に指定する」と述べました。