イエメンが、米空母アイゼンハワーを攻撃
イエメン軍報道官が、同軍が米海軍空母ドワイト・D・アイゼンハワーを攻撃したことを明らかにするとともに、「我々はアラビア海にて、船舶トランスワールド・ナビゲーターを数発の弾道ミサイルで攻撃した」と表明しました。
ヌールニュースによりますと、イエメン軍のヤフヤー・アルサリーウ報道官は、紅海およびアラビア海において同国軍が米空母アイゼンハワーと貨物船1隻を攻撃したと発表しました。
また、声明を発表して、パレスチナ国民への支持を目的としたイエメン軍の新たな作戦を明らかにしています。さらに、「我々は2つの軍事作戦を実施し、アラビア海と紅海北部でアメリカの空母と船舶1隻を標的にした」と強調しました。
そして、「イエメン海軍は独自の作戦を実行し、アラビア海にて船舶トランスワールド・ナビゲーターを数発の弾道ミサイルで攻撃した」としています。
また、「この船舶が標的となったのは、これを所有する会社が占領下のパレスチナ港への入港を禁止する法律に違反したことによる」と語りました。
続けて、「我が国のミサイル部隊も、紅海北部を遊弋する米空母アイゼンハワーを数発の弾道ミサイルと巡航ミサイルで攻撃した」と述べています。
同報道官はこのほかにも、「神の恩恵により、これら2つの軍事作戦では直接の死傷者が出た。我々は神のお陰で、パレスチナ・ガザ地区への侵攻が停止され封鎖が解除されるまで、パレスチナ国民を支援し助ける軍事作戦を継続する」としました。
そして最後に、「我々は、我が国への攻撃への反撃として、躊躇いなく紅海とアラビア海にて敵対的な外国軍艦を攻撃するだろう」と結んでいます。
イエメンがパレスチナの国民と抵抗軍を支援すべく、シオニスト政権イスラエルの船舶やその占領地の港を目的地とする船舶のアラビア海・紅海通過を許可しないと発表したことは特筆すべきものです。イエメン軍はこの枠組みで作戦を成功させ、占領地南部の港に甚大な経済的損害を与えました。しかしその一方で、米英という侵略国家の連合は、ガザ地区においてパレスチナ国民に対するイスラエルの犯罪を公然と幇助し、航海支援を口実に何度もイエメン領を攻撃してきました。