アーザーデガーン油田開発に、国内から70億ドル相当が投資
7月 05, 2022 14:13 Asia/Tokyo
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各国の原油・ガス・石油加工品のニーズ確保・供給の用意を表明したイラン
オウジー・イラン石油相が、同国南西部にあるイラン・イラク共有のアーザーデガーン油田開発に、国内から70億ドル相当が投資されることを明らかにしました。
アーザーデガーン油田は、イラン南西部フーゼスターン州にある世界最大の油田の1つで、イランとイラクが共有する形になっています。
この油田の原油埋蔵量は340億バレル以上であり、そのうち採掘可能とされるのはおよそ20億バレルと計上されています。
この油田は総面積が非常に大きいことから、開発計画は南北の2つのセクションに分割されています。
数十年前から開始されているアーザーデガーン共有油田の開発は、事前に設定した産油量には未だ達しておらず、イランは国内からの投資や能力の活用によりこの油田の開発を進めようとしています。
オウジー大臣は、ツイッターでメッセージを発表し、「イラン石油産業史上初めて、アーザーデガーン共有油田の一斉開発計画が、国内の国営・民間銀行および、経済ホールディングスや国立開発基金からの70億ドルの資金調達により、1日当たりの産油量を57万バレルに引き上げる目的で実施されるだろう」と語りました。
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