駐テヘラン中国大使、「イランは一帯一路で重要な位置に」
7月 24, 2022 14:39 Asia/Tokyo
駐テヘラン中国大使が、「一帯一路」構想におけるイランの重要な位置や役割に言及し、二国間の経済協力拡大を求めました。
中国が2013年に提唱した「一帯一路」もしくは「新シルクロード」は、中央アジア経由の陸路「シルクロード経済ベルト」(一帯)とインド洋経由の海路「21世紀海上シルクロード」(一路)の世界60カ国以上にまたがる2つの経路において、経済インフラの整備を進める構想です。
イルナー通信によりますと、イランに駐在する常華(Chang Hua)中国大使は23日土曜、北部ギーラーンを訪問中に出席した「イラン・中国通商拡大会合」において、自国がイランのSCO上海協力機構加盟を支援していくことを表明しました。
常華大使は、「中国からヨーロッパへ向けて商品を輸送している輸送列車が年間1万5000本ある中で、イランを通過するのは143本のみであり、これは全く不十分だと言える。我々は、イランを経路とした商品のトランジット輸送の下地を、さらに増やすことができるはずである」と述べました。
そして、「中国の投資家や商業関係者は、(ギーラーン州)アンザリーおよびカスピ海沿いにある港湾、さらにアンザリー自由貿易区の利点をまだよく分かっていない」と指摘しました。
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