イランの自然
南西部フーゼスターン州ラーリー郡
8月 02, 2022 15:13 Asia/Tokyo
ラーリー郡はイラン南西部・フーゼスターン州に位置しており、長い歴史を有しています。
フーゼスターン州の最も重要な洞窟の一つに、ラーリー郡北部の山腹にあるペブデ洞窟があげられます。
この地域の歴史的重要性を説明する場合、イラン高原で最も古い人類の痕跡がこの洞窟で発見されたこと、またはこの地域がイラン国内初の産油地帯として知られた地域の一部であったこと、それゆえに今から70年ほど前には盛んに石油採掘が行われていた地域の1つだったことが指摘できます。
この洞窟では、1万7000年以上前から人が住んでいた痕跡が見つかっています。
フーゼスターン州は、石灰岩層が存在する地域の一つとなっています。このため、一部の洞窟はイランにおける石器時代の原始人の初の石造りの住処・避難場所から見つかっており、1949年にフランスの考古学者グリシュマン教授によって特定されました。
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