イラン北西部でモンゴル支配期の都市遺跡が発見
8月 16, 2022 01:21 Asia/Tokyo
テヘラン大学の考古学者らが、イラン北西部で10年間におよぶ発掘作業の後、イルハン朝の夏の首都の遺跡を発見しました。
テヘラン大学人文学部のラヒーム・ヴェラーヤティー教授率いる考古学チームは、イラン北西部・東アーザルバーイジャーン州にあるウージャーン遺跡で、イルハン朝(1258~1353年)の城の一部を地中から見つけました。
ウージャーンは、セルジューク朝(1038~1092年)やイルハン朝期において社会的、政治的、経済的に極めて重要な役割を果たした都市のひとつです。イルハン朝第7代皇帝のガザン・ハンによって建設されました。
ウージャーンは今では完全に地中に埋まっており、テヘラン大学の考古学チームの努力により、城など街の一部が発掘・保存されています。