スウェーデン裁判所、国内で逮捕されたイラン人の向け弁護士選出に同意せず
8月 16, 2022 21:14 Asia/Tokyo
スウェーデンで逮捕されたイラン人市民ハミード・ヌーリー氏の息子であるマジード・ヌーリー氏が、「父の控訴審実施まで40日を切った中、父はまだ言い渡された判決文書を読めずにおり、新たな弁護士の選出にも同意を得られていない、としました。
ハミード・ヌーリー氏は、親戚を訪問するため、2019年11月9日、スウェーデンに入国した際、同国の警察に逮捕され、その時から現在まで32ヶ月間にわたり拘束されたままになっています。
ヌーリー氏は、34年前にイラン国内で発生した出来事に関与したとしてスウェーデン検察により起訴されており、この問題の原告らは全員イランに反対するテロ組織MKOモナーフェギーンのメンバーです。
スウェーデンの裁判所は、MKOが提起した疑惑の影響を受け、今年7月、ヌーリー氏に対する終身禁固刑を言い渡しました。
イルナー通信によります、ヌーリー氏の息子マジードさんは、「父は1000日間も独房に拘留されている」とし、「父の問題の審理プロセスは受け入れられない」としています。
また、「裁判所に出廷する警察などの関係者と話し合ったが、警官さえ、父に対する対応方法に遺憾の意を表明している」と語りました。