イラン石油相、「世界のエネルギー保障を高める用意ある」
(last modified Tue, 06 Sep 2022 10:36:52 GMT )
9月 06, 2022 19:36 Asia/Tokyo
  • イランの石油
    イランの石油

イランのオウジー石油相が、「我が国は、諸問題の政治化とは離れたところで自国の役割を果たし、石油供給および世界のエネルギー保障向上において貢献していく」と述べました。

IRIB通信によりますと、オウジー石油相は5日月曜、OPECプラス諸国による第32回閣僚級会議が終了した後、「石油、ガス、石油製品を含むエネルギー資源供給においてイランが果たす役割は、世界のエネルギー安定化と保証を得るという点でも、二重の重要性を持っている。石油・エネルギー市場の観測者ら、さらには消費諸国の政治化らも、これについて認めている。そこからも、世界のエネルギー市場はイランからの石油供給増加を必要としている」と述べました。

続けて、「現在の諸状況にあっては、地政学的緊張がもたらす結果に対しての世界経済成長への懸念のために、世界の石油市場に対する判断は今にも崩れる状態というものである。この問題を証明しているのが、この数か月間の原油価格高騰という大波であり、これを注視しなければならない」と説明しました。

そのうえで、「我々は、世界の石油および石油製品の主要生産国として常に、政治的振る舞いからは距離を置きエネルギーを政治利用せずに、これらの供給において自身の役割を果たし、世界のエネルギー保障向上において貢献していくことを表明してきた」と指摘しました。

OPEC石油輸出国機構加盟国にロシアなどの非加盟の主要石油生産国が加わったOPECプラスのメンバーは5日、10月の世界への石油供給を日量で10万バレル削減することに合意しています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     Youtube     urmediem