イラン大統領、「国民の権利を断固として守る決意」
9月 17, 2022 18:30 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領は、制裁解除を目指すオーストリア・ウィーン協議合意到達のための最終決断はアメリカ側にあるとして、「イラン国民の権利を断固として守り抜く決意だ」と述べました。
ライースィー大統領は15日木曜夜、カタール衛星通信アルジャジーラのインタビューに応じ、「対イラン制裁解除は保証を伴うべきで、核協議の進展のためにはセーフガード措置(保障措置)の問題が解決されるべきだ」としました。
その上で、「西側諸国は我々に核活動の停止を望む前に、大量殺戮兵器を保有するシオニスト政権イスラエルにそれを求めるべきだ」と述べました。
また、イラン国民の権利を断固として守り抜く決意を強調し、アメリカとの直接協議の可能性について、「核合意をめぐるアメリカとの直接協議は意味がない。アメリカはイランとの信頼醸成に努めるべきだ」としました。
そして、アメリカが新たにイランに科した制裁について、「もしアメリカが合意を望むなら、なぜ核協議の最中に新たな制裁を科すのか?」と語りました。
さらに、ライースィー大統領は地域における地域外の国の軍の駐留について、「外国軍が介入しなければ、地域の問題は解決可能だ」としました。
また、イエメン問題についても言及し、「恒久的な停戦、交渉の進展のためにはイエメン封鎖が解除されなければならない」と述べました。