イラン大統領が米NY到着、「国連は、大国政府の機関になってはならない」
9月 20, 2022 16:40 Asia/Tokyo
ライースィー・イラン大統領が、国連総会への参加のため米ニューヨークに到着した際、「国連は、大国の政府の機関になってはならない」とし、「制裁、戦争、流血などは、一国主義体制による結果である」と強調しました。
イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は、現地時間の19日月曜昼、米ニューヨークに到着した際、記者団に対し、「大国による制裁という手段は、世界の平穏と平和に相反している。こうした国際問題については、国連総会で議論がなされるべきである」と述べました。
さらに、「テロリズム問題は、今回の国連総会で審議される問題のもう1つの議題である」としています。
また共同通信によりますと、岸田文雄首相が来週、国連総会一般討論演説のため訪問するニューヨークで、同じく訪米するライースィー・イラン大統領と会談することが明らかになりました。
なお今回のライースィー大統領のニューヨーク訪問には、アミールアブドッラーヒヤーン外相、制裁解除交渉のイラン代表団の団長を務めるバーゲリー外務次官が随行することになっています。
第77回国連総会は、20日火曜から26日月曜まで、各国の国家元首によるハイレベルでの会議が行われ、その傍らでさらに二国間および多国間という形で数十の協議が開催されます。
計画によると、総会での国家元首の演説には15分から20分の時間が確保されています。
今回の国連総会で議論される議題は、気候変動、新型コロナウイルス問題やその他の伝染病との闘い、持続可能な開発、開発途上国の債務、各地での現在の紛争と危機などの国際問題とされています。
タグ