10月 04, 2022 18:14 Asia/Tokyo
  • イランの外務省のキャンアーニー報道官
    イランの外務省のキャンアーニー報道官

イランの外務省のキャンアーニー報道官が、イランはウクライナ紛争の平和的解決に向けた用意があると表明しました。

ロシア・西側諸国間の国境付近で、NATO北大西洋条約機構が挑発行為に出たことを受け、ロシアは去る2月24日、ウクライナでの特殊軍事作戦を開始しました。

アメリカを筆頭とする西側諸国は、ウクライナでの緊張緩和や紛争の停止に向けた措置を講じなかったのみならず、ウクライナへの武器供与やロシアへの圧力行使により、今回の一連の情勢不安を助長しています。

イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官は「遺憾ながら、米国を中心としたNATOの挑発行為によって引き起こされたウクライナ紛争の炎が今も燃え続けており、緊張と紛争を緩和するための努力は、危機の継続の中で自らの利益を追求する一部の当事国の行動により成果を挙げていない」と語りました。

また、「イランは、ウクライナ紛争の平和的解決に向けたあらゆる努力を支持しており、またこのプロセスを支援する用意があると常に表明してきた」と述べています。

さらに、ウクライナのルガンスク、ドネツク、ヘルソン、ザポリージャの4州のロシア編入の是非を問う住民投票実施に対するイランの立場に関して、「イランは従来どおり常に、その原則的立場に基づいて、国際法の基本的な規則としての国家の領土保全の原則の完全な尊重、国連憲章の原則と目標の尊重の必要性を強調している」としました。

そして、「イランは、平和、安定、平穏への道を妨害する可能性のある挑発的な行動は避けるべきだと考えている」と結んでいます。

 


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