テヘランでの騒乱が2回目の土曜に突入、商店は破壊行動への恐れから休業
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テヘランでの騒乱
イラン国内で抗議運動が続く中、政府当局が抗議者の要求の検討を約束したにもかかわらず、テヘランでの騒乱は8日で2回目の土曜日を迎えています。
国際通信イランプレスによりますと、テヘラン市内の一部地域では、SNS上での抗議デモ参加が呼びかけられたことから、8日土曜午前から、特にテヘラン大学やシャリーフ工科大学など、大学周辺をはじめ一部の街路上に多数の警察官や治安部隊が配備され、交通規制を行っています。
また、バザール関係者、商店経営者などは器物破損・破壊行動への恐れから休業しています。
テヘラン市内にあるシャリーフ工科大学は、外国勢力が抗議運動に便乗するのを阻止するため、今週の授業をオンラインで行っています。
抗議者の呼びかけは午前11時で、通勤・通学のラッシュ時間を過ぎた午前11時30分ごろから、抗議者を解散させるため治安部隊の存在が多く見られました。
去る9月13日、テヘラン警察はイラン北西部コルデスターン州出身のマフサーさんを、服装面での法律違反を理由に警察署に移送しました。
しかし、その数時間後にマフサーさんは突然意識を失い、心肺蘇生のための応急処置の後病院に搬送されたものの、3日後の先月16日に死亡が確認されました。
マフサーさんの死亡は世論に大きな衝撃を与え、警察の社会的任務の1つの実施方法に対する大規模な抗議の波を引き起こしています。
これを受け、政府幹部責任者はこの問題の追跡調査を命じました。
この問題にまつわる一連の抗議行動は当初は平和的で、法律の枠内に収まっていましたが、国外の敵が英ロンドンやチェコ・プラハ、そして米ワシントンに本拠を置く複数のペルシャ語メディアを利用し、抗議行動をイランへの内政干渉の機会として悪用し、抗議者を騒乱や暴動、公共器物破壊や警察署、政府系機関への襲撃へと扇動しました。
反イランテロ組織モナーフェギン(MKO)などの反革命組織や王政派、IKDPイラン・クルド民主党も、アメリカを初めとする西側諸国やシオニスト政権イスラエルの後押しを受け、反イラン的な目的を狙い、この問題の悪用を試みましたが、こうした工作は失敗に終わっています。
その一方で、国内の広場や街頭には現体制を支持し、騒乱や暴動に反対する数百万人もの市民が繰り出しました。
イラン法医学機関が声明を発表し、先に警察署内で死亡したクルド系女性マフサー・アミーニー(22)さんの死因を「低酸素脳症」だったとしました。
イラン法医学機関は7日金曜、マフサー・アミーニーさんの死亡に関する声明を発表し、「病院の資料によれば、司法解剖の結果、マフサーさんの死因は、頭部や身体の中枢系に打撲を受けたとは見られない」と表明しています。
この声明によりますと、マフサーさんは8歳のときに脳腫瘍の摘出手術を受けた病歴があり、定期的に薬を服用していたということです。


