イラン外相、「対パレスチナ・シリア支持を止めない」
10月 23, 2022 17:25 Asia/Tokyo
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、パレスチナおよびシリアへの支援を止めない、との意思表明を行いました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は23日日曜、ミグダード・シリア外相との電話会談で、「特にパレスチナ問題を初めとしたイスラム世界の諸問題に対するわが国の原則的な立場、およびシリアの政府と国民への支持は、今後とも続いていく」と述べています。
また、「政治・プロパガンダ面での圧力が、尊厳と独立の道、地域諸国の安定と安全への支援、外国の内政干渉やシオニスト強奪政権イスラエルの侵略への反対といった道を歩むイラン政府および同国民の決意を揺るがすことはない。そしてイラン国民は、賢明さをもって敵の陰謀を粉砕するだろう」としました。
一方のミグダード外相も、人権擁護という口実の下での外国の対シリア介入が呼んだ苦い結果、そしてシリアの政府と国民に対しイスラエルおよびその支持者が起こした陰謀や危機煽動が失敗した経験に言及し、「彼らは、イランを含む独立諸国に対して危機を引き起こすことを画策している」と語っています。
そして、「アメリカと西側は、先進的で独立したイスラム諸国を容認することはないだろう。アメリカとその同盟国がシリア、イラク、アフガニスタンに何をしたかは、万人が目にしている」と述べました。
イランはシリアと戦略的協力関係にあり、このことはイランがシリア危機の間も同国の合法的政府であるアサド政権を支持し、様々なテロ組織と戦う同政権をあらゆるプロセスにおいて支援していることからも証明されています。