イランが、シーラーズでのテロに対し沈黙する人権主義者らを批判
10月 29, 2022 16:27 Asia/Tokyo
イラン司法府人権本部が、同国南部シーラーズでのテロ事件に対して沈黙している国際機関や人権擁護を主張する諸国を、強く批判しました。
イラン時間の今月26日夕方、同国南部ファールス州の中心都市シーラーズにあるイスラム預言者一門の1人、アフマド・ビン・ムーサーの霊廟(別名:シャーチェラーグ聖廟)に武装したテロリストが乱入し、巡礼者に発砲しました。
このテロ攻撃による被害は、修正された最新の公式発表によれば殉教者13人、負傷者30人となっています。
国際通信イランプレスによりますと、イラン司法府人権本部は、各国際人権団体や各国に宛てた報告書において、シャーチェラーグ聖廟で起きた今回のテロ事件について説明したうえで、国際機関や人権擁護を主張する諸国がこの事件に対して沈黙していることを、強く批判しました。
この報告書では、「イランは、イスラム革命の勝利から現在まで、テロによる最も多くの犠牲者を出した国の1つとなっている。この間に国内外の複数のテロ組織が活動し、1万7000人以上の罪のない人々が殉教または重症を負った」と説明されました。
また、「この間にイランで起きた、人道に反する犯罪の例たるテロのほとんどは、反イランのテロ組織・MKOモナーフェギンによるものである」と指摘しました。