テロ犠牲者支援協会、「タクフィール派は世界の安全・平和への深刻な脅威」
10月 30, 2022 20:09 Asia/Tokyo
イランのテロ犠牲者支援協会が、イラン南部ファールス州の中心都市シーラーズにあるシャーチェラーグ聖廟で起きたテロ攻撃を非難する声明を発表し、「タクフィール派や宗教排斥主義者らは、西アジアを中心とした世界の安全・平和に対する深刻な脅威と見なされており、世界規模の解決策が必要とされている」としました。
イルナー通信によりますと、テロ犠牲者支援協会は声明において今回のテロ攻撃を非難しながら、「テロは再び、シーラーズのシャーチェラーグ聖廟で祈りを捧げている十数人の罪のない男女や子どもたちを殺害するという恐ろしい罪を犯し、数百もの家族を死や愛する人々との別離の悲しみに陥れた」としました。
また、「礼拝中の無防備な人々への攻撃が、一体どのような軍事的・戦略的価値を持ちうるというのか。それは、このような恐ろしい悲劇に手を染めたという不名誉に満ちた人生を送るという、テロリストらの惨めさを示すのみである」と続けました。
そして、「諸国や国際機関によってこの種の嘆かわしい行動が非難されることは非常に重要ではあるが、その解決策は国際舞台でのこうした悪しき現象の残存や、その残存因子に注目し、犠牲者の大量発生や非常に重大な被害が発展途上国に及ぶのを防ぐことだ」と強調しました。
イラン現地時間の今月26日、シャーチェラーグ聖廟にテロリストが乱入し、巡礼者に発砲しました。
修正された最新の公式発表では、このテロ攻撃の殉教者は13人、負傷者は30人となっています。
この事件に関しては、テロ組織ISISが犯行を認めており、国連や多くの国から非難されています。
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