イラン外務省報道官、「IAEAでの決議採択は保障措置問題の解決に寄与しない」
(last modified Mon, 14 Nov 2022 10:30:48 GMT )
11月 14, 2022 19:30 Asia/Tokyo

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「IAEA国際原子力機関理事会でイランの平和的核活動に反対する決議の採択は、保障措置の問題を解決する助けにはならない」と述べました。

キャンアーニー報道官は14日月曜、定例記者会見で、イラン代表団が先週オーストリア・ウィーンでIAEAの関係者と会談したことに言及し、「わが国は、セーフガード上の問題や疑惑点の解決に向けたIAEAとの建設的な協議や関係を継続する」と語っています。

また、「IAEA代表団が近日中にイランを訪問し、わが国の関係者らと二者間協力の継続について話し合う予定である」としました。

そして、イランがIAEAと緊密かつ恒常的に協力しているにもかかわらず、米国とヨーロッパの 3 か国 (英独仏) が反イラン的な立場をとっていることに触れ、これらの国がIAEAを政治的利用し、この国際機関を対イラン政治的圧力行使の場所にしようとしている、と述べています。

さらに、「IAEA理事会で決議を出すことは、保障措置問題を解決する助けにはならない」と語りました。

さらに、イラク北部クルド人自治区に対するイランイスラム革命防衛隊のミサイルや無人機による攻撃に関しても、「イランは、自らの領土の安全と、イラクのクルド人自治区から発生する脅威や、分離主義テロ組織の活動について沈黙することはなく、国際法に基づいて自らの安全と国民を守る」と述べています。

 

 


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