テヘラン裁判所、暴動参加者３名に死刑の一審判決

テヘランの裁判所で、暴動参加者に対する審理が続く中、３人を死刑とする一審判決が出されました。

イラン国内で最近起きている暴動では、反革命・分離主義者らによる扇動で、暴徒らが公共物を破壊し、社会に恐怖を与えただけでなく、一部の治安部隊要員や警察官らを殉教に至らせました。

タスニーム通信によりますと、テヘランにある革命裁判所で暴徒らの審理が続く中、弁護人らが出席した公判で３名の暴徒らに死刑の一審判決が下されました。

このうち１人は、殺意を持って車で警官らに高速で突っ込み、１人を殺害、複数を負傷させました。この被告は犯行を認め、裁判所は証拠にもとづき死刑判決を下しました。

もう１人は、テヘラン州南東部近郊パークダシュト郡で刃物により治安要員を襲って負傷させ、地元住民に恐怖を与えたほか、公共物を破壊したとして死刑判決となりました。

３人目は、現場の防犯カメラの映像などの証拠から、暴動現場での道路の封鎖や公共物の破壊でリーダー的な役割を果たしたことが分かっており、同様に死刑判決を受けました。

今回の判決はいずれも一審判決で、控訴・再審が可能です。

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