イラン外相が国連事務総長と電話会談、「イランは対話を最良の手段と認識」
12月 03, 2022 21:10 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、国連のグテーレス事務総長と電話会談し、両者の関心事項やウクライナ戦争をはじめとする国際課題について話し合いました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会談で、ウクライナ戦争の原因をNATO・北大西洋条約機構の東方拡大にあるとしました。そして、イランがこの戦争のためにロシアに武器を提供しているとの疑惑には根拠がなく、西側がウクライナへの武器支援を正当化するためのものであるとしました。
その上で、イランが常にウクライナ戦争の停戦のために努力していると強調し、恒久的な平和確立を求めました。
また、イラン国内情勢については、一部の欧米諸国が誤った情報を用い、国際的なメカニズムを悪用することで、イラン国内で暴動やテロをそそのかしていたことについて説明しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、イランは外交と対話を最良の選択肢として認識しているとしつつも、その他の選択肢も決して排除しないとしました。
これに対しグテーレス事務総長も、地域の対話の継続を強調し、イランの努力がウクライナ戦争の停戦と問題解決に結びつくことに希望を示しました。
グテーレス氏はまた、イランの国内問題について、イラン政府が国民委員会の設置に向けて動いていることを支持しました。
そして、対話と外交が地域および世界の問題解決にとって最適な手段であるとし、イエメン情勢解決のためのイランの支援に感謝し、引き続きこの問題についてイランが建設的役割を果たすことを求めました。
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