科学面での進歩、イランの力の重要指数
(last modified Wed, 07 Dec 2022 10:38:06 GMT )
12月 07, 2022 19:38 Asia/Tokyo
  • イランの科学面での進歩
    イランの科学面での進歩

1979 年のイスラム革命の勝利後のイランの栄誉の 1 つは、科学分野における知識の増大と積極的な進出であり、これは国際社会によって何度も確認されています。

イスラム革命以前のイランは、外国に強く依存する産業を後継していました。このため、イスラム革命後は、経済封鎖や原材料の供給不足により、同国の産業は深刻な停滞に見舞われました。しかし、イランは産業への脅威とされる輸入原材料、外国製品、外国の技術への強い依存を減らすために注目に値する措置を講じることに成功しています。

様々な産業、軍事、科学分野におけるイランの進歩を投じれば、敵の全面的な政治的、経済的、軍事的圧力がイランの権力要素の封じ込めに失敗したことが見て取れます。ナノ、航空宇宙、幹細胞、核細胞の分野での高度技術の獲得・実現は、イランの科学・技術、経済面での発展の例であり、しかもそれは全て厳しい制裁の下で成し遂げられたものです。 

 

学術面の高速度な進歩

イスラム革命勝利後の時代に、国際的な知識生産に占めるイランの割合は180倍に増加しました。革命勝利後の数年間で、イランの研究者による学術論文の作成も55倍の増大を記録しています。英ロンドンを拠点とする英語の週刊科学雑誌・ニューサイエンティストによれば、「イランは科学分野での成長率が最も高く、知識生産において世界をリードする国の1つである。イランの科学分野での成長率は、世界平均の 11 倍にも及んでおり、この数字はイランが先進国との距離を短縮する速さを示している」とされています。

 

ES細胞分野での進歩

現在、幹細胞(ES細胞)の技術と研究の分野では、イランは世界の上位10カ国の1 つと見なされており、イランの研究者は脳や骨の移植、皮膚や心臓の組織の修復においても幹細胞の利用に成功しています。イラン人科学者さらに、幹細胞のクローン作成も達成しました。 

 

航空宇宙分野での進歩

イランは現在、通信・画像衛星の分野でも、もはや外国人技術者を必要としないレベルの能力に達しており、この分野での国のニーズを満たす力を有し、世界で衛星製造技術を持つ9か国に仲間入りしています。同時に、イランは衛星搭載ロケットの設計・製造の分野でも、衛星打ち上げに外国を必要としないレベルの能力に達しました。 

 

ナノ技術分野での進歩

近年におけるイランの科学技術面でのその他の進歩・実績としては、ナノおよびレーザーの分野における貴重な成果が挙げられます。ナノ技術は世界に大きな変化をもたらし、医薬品の生産、病気の診断、水の消毒、農業の生産性向上、空気浄化の分野で幅広く応用されています。イランは現在、ナノ分野で世界第12位にランクされています。

言うまでもなく、科学が国家権力にとって非常に重要な資源と見なされる必要があります。このため、国家の科学面での進歩の加速は不可避だといえます。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、様々な時期において急速な科学的発展と国の成長の必要性を強調してきました。

ハーメネイー師は6日火曜、同国の文化革命最高評議会のメンバーらと会談した際、改めて学術面での進歩を絶対的なニーズだとしており、「大学、科学研究センター、および関連機関は、我が国が科学面での時代の流れに遅れをとらないよう、科学の進歩と飛躍を最優先にする必要がある」とコメントしています。

 


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