イラン革命防衛隊総司令官「宇宙分野での業績はすべて制裁下で発展」「イランは世界5大無人機大国の1つ」
(last modified Thu, 20 Feb 2025 08:34:36 GMT )
2月 20, 2025 17:34 Asia/Tokyo
  • イラン製無人機「ガザ」
    イラン製無人機「ガザ」

イラン革命防衛隊総司令官は、イランが無人機技術の分野で世界の上位5カ国に入ると述べました。

【ParsTodayイラン】イラン・イスラム革命防衛隊のホセイン・サラーミー総司令官は、「イランは無人機製造の分野では世界の5大国に入る稀有な存在であり、コンプレッサ・タービンの製造国でもある」とし、革命防衛隊が人工知能の分野でも著しい実績を上げているとしました。

また、テヘランにあるイマーム・フセイン大学で開かれた学術界のエリートとの会合で、「革命防衛隊の技術的、科学的成果は並外れているが、その業績の大半は機密扱いのため公表には制限がある」と述べました。

 

「ニーズが我々を成長させた」

サラーミー総司令官はまた、「我々は必要に迫られて成長している」と強調し、「各国は軍事分野で2つのタイプに分かれる。一部の地域では、方針が技術より後れを取りニーズに目を向けているが、先進国では技術が方針の先を行っている。我々は、技術者が方針に先行する段階に到達せねばならない」としました。

また、革命防衛隊の建設部門も、掘削装置、発電所、製油所の建設など、「かつては外国しかできなかった特殊な業務も行っている」と語りました。

 

「宇宙分野の成果は全て制裁下でのもの」

加えて、サラーミー総司令官は「衛星や衛星打ち上げロケットの製造、打ち上げおよびその後の管理が、今では我々にとって容易になっている」と強調し、「これらの成果は全て制裁下で成し遂げられたものだ」と述べました。 

さらに「我々の弾道ミサイルの精度は100%に達するべきだと強調したのは、最高指導者ハーメネイー師だった」としました。

 

「もし我々の敵が後進的な政権なら我々は常に脆弱」

サラーミー総司令官は「我々は強大な敵を相手にして強くなる。逆に敵が後進的な政権なら、我々は常に弱いままだ。だが、アメリカと対峙したいなら、アメリカと同等の力をつける必要がある。この力は単なる防御力ではなく、いかなる危機からも国を救うのは科学技術だけであり、我々は現在までこれらの手段により危機を乗り越えてきた。抑止力は力により生み出される」と述べました。

 

「真の約束」作戦はその時の状況や条件の中で発生しうる

同時にサラーミー総司令官は、取り沙汰される3回目となる対イスラエル攻撃「真の約束3」作戦について、その実施はこの作戦を取り巻く条件や状況次第としました。

 


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