西部コルデスターン州のウラーマーン村

ウラーマーン村は、イラン西部コルデスターン州のウラーマーン地区にあり、全長75キロメートルの道路によりマリーヴァーン市につながっています。イラクとの国境地帯にあります。

ウラーマーン村には、階段状に連なった家々があることから、イラン北部ギーラーン州のマースーレ村に似ています。ここの家々は、中庭が下の建物の屋上となっています。

ウラーマーン村の住民は、イラン北西部のゴラニ語の方言であるウラーマーン語を話します。

山と自然の中心にあるこの美しい村は、素晴らしい建築物があり、毎年世界中から多くの観光客の注目を集めています。

ウラーマーン地区は、木と石を使った建築が主流で、同地区の家屋は岩場の急斜面にあることから階段状に建てられています。この村の家には、900年間以上前に建てられ今も壊れることなく続いているものもあります。

考古学調査によると、ウラーマーン村民の遺跡の歴史は、1万2000~4万年前にさかのぼります。

それによると、イラン西部の最古の住民は、紀元前8000年頃からこの地区に住み、遊牧民族で畜産を営んでいたということです。彼らは紀元前2000年頃から定住を始め、最初に建てた町がウラーマーンでした。

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