1月 04, 2023 20:59 Asia/Tokyo

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、女性に関する西側の偽善的な主張に対するイランの姿勢は、要求と批判であるとし、「近代西洋や腐敗した文化は、この問題に関して極めて責任が重い。彼らは女性の尊厳を踏みにじった」と述べました。

ハーメネイー師は4日水曜、文化・社会・学術界で活躍する女性数百人らとの会合で、「女性の労働環境」や「女性に対する好奇の目」を西側による女性の悪用であるとし、「西洋において女性の自由が謳われた真の目的は、女性を家庭から引き離し、工場で安価で働かせることだった」と述べました。

ハーメネイー師は、西側の公的機関が発表している統計や事実に触れ、西側の言う「女性の権利の擁護」が惨憺たるものであるとし、「資本主義体制が謳う自由は、女性に対する『束縛と侮辱』そのものであり、西側で起きた出来事の一部は口にするのもはばかられる」と述べました。

そして、西側諸国の家庭は崩壊しているとし、「この危険は、西側の善良な思想家からの抗議を呼び起こしたが、その崩壊スピードは修正や停止が効かないほど速いものだ」としました。

また、最近イランで起きているヒジャーブに反対する策動について、「誰がこうした策動に抵抗したか。女性たち自身だった。それも敵は元々ヒジャーブを緩く着用していた女性たちが、完全にヒジャーブを放棄することを期待していたが、女性たちはこれに与せず、そうしたプロパガンダを拡散する者たちを黙らせた」と述べました。

その上で、「ヒジャーブは間違いなく宗教的義務であり、疑いの余地はない」としつつ、「そのことが、ヒジャーブを完全な形で守らない女性が非宗教的・反革命的などと非難される原因になってはならない」としました。

ハーメネイー師は、イラン・イスラム体制が女性たちに尽くしてきたことは重要で忘れられるべきではないとして、「革命前は学術界で活躍する女性はごくわずかだった。しかし、革命が女性たちの大量進出の契機となり、女子大学生の数が男子大学生を上回ったり、多くの女性が学術界で仕事に従事したりしている」と述べました。


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