イラン外務省がフランス大使を召喚
-
イラン外務省
仏誌シャルリーエブドが、イランの政治体制や宗教的シンボルを侮辱したことをうけ、イラン外務省は駐テヘラン仏大使を呼び出し、抗議の口上書を手渡しました。
ファールス通信によりますと、駐テヘラン仏大使の二コラ・ロッシュ氏が4日水曜、イラン外務省のキャンアーニー報道官により召喚されました。
キャンアーニー氏はこの中で、ロッシュ大使に対し、「イランは、イスラム的価値感および、信仰や国家において重きをおかれているものに対する侮辱を容認しない。またフランスは、表現の自由の名の下に、他国やイスラム諸国民が神聖視しているものを侮辱する権利を持たない」と厳しく抗議しました。
そして、シャルリーエブド誌が過去にもイスラムの預言者ムハンマドや聖典コーランなどを侮辱する風刺画を掲載したことに触れ、「イランは、このような嫌悪すべき言い訳のできない行為の責任がフランス政府にあると認識している」と述べました。
キャンアーニー氏は最後に「イランは相応の返答をする権利を保持している」と強調し、イラン外務省による正式な抗議の口上書をロッシュ大使に手渡した上で、「イランは、フランス政府が説明責任を果たし、シャルリーエブド誌による容認できない行動を非難する相殺的措置をとることを期待する」と述べました。
これに対しロッシュ大使は、イラン側から伝えられた見解と口上書の抗議内容を速やかに本国に伝えると述べました。
この問題については、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相も同日、反応を示しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はツイッターに、「イランの政治・宗教指導体制を侮辱する風刺画を掲載した仏誌の反道徳的行為には、必ず相応の返答がある」と投稿し、「フランス政府には出過ぎた行動はとらせない」としました。
同外相はまた、「彼らは間違いなく誤った道を選択した。我々は以前、シャルリーエブド誌を制裁対象にしている」と記しました。
シャルリーエブド誌は昨年秋にも、イランのライースィー大統領を侮辱する風刺画を掲載しており、9月末には不在の大使に代わり公使がイラン外務省に召喚されています。


