イラン全国神学校責任者が、アフガンでの女子教育禁止に遺憾を表明

イラン全国の神学校責任者であるアーラーフイー師は、「女性に学問を教えることは今日の社会のニーズである」とし、アフガニスタンでの女子教育禁止に遺憾の意を表明しました。

アーラーフィー師は声明の中で、「アフガンでのタリバン政権による女性教育禁止は大損害である」とし、「イスラムは英知、知識、思想の宗教であり、性別・人種を問わず人類に知識の成長を呼びかけている宗教である」と語りました。

また、「学問の習得への奨励により、イスラムの科学、政治、文化的歴史において偉大な女性が台頭し、神や宗教の規則を守った上で科学の頂点に達し、人類社会や宗教に貢献した。これは今なお、イスラムの名誉である」と述べました。

アフガン高等教育省は、同国の各大学に対し女子教育を禁止するよう命令しています。

この命令は、自国への奉仕という希望を抱くアフガンの女子数千人が全国大学入学試験を受けた3ヵ月後に出されました。

アフガンの現支配勢力・タリバンは、アフガニスタンで政権を掌握した2021年8月、小学校6年以外の女子教育施設を閉校し、女性会社員を解雇しました。一方、タリバン政権は国際的な承認を受けるために努力し、国際社会はこの承認にタリバンによる女性や女子など人権順守を条件にしています。

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