8日日曜はイラン革命防衛隊軍による駐イラク米軍基地ミサイル攻撃記念日
本日8日日曜は、イランイスラム革命防衛隊がイラクにあるアサド米軍基地をミサイル攻撃した記念日となっています。
イランイスラム革命防衛隊は2020年1月8日、同隊ゴッツ部隊のガーセム・ソレイマーニー司令官を殉教に至らしめたアメリカ政府のテロ攻撃に対する報復として、10発以上のミサイルによりイラク西部アンバール州にあるアサド米軍基地を攻撃しました。
国際通信イランプレスによりますと、この作戦においては、アサド米軍基地に向けて、ファーテフ313、ギヤームといった各種の弾道ミサイルが計13発が発射されました。
イスラム革命防衛隊航空宇宙部隊のハージーザーデ司令官によりますと、これらのミサイルは標的を正確に捉えて命中し、アサド基地内にあったアメリカの重要な軍備が破壊されたということです。
当時のドナルド・トランプ米大統領は、イスラム革命防衛隊のミサイル作戦の後、この攻撃による死傷者はいなかったと主張しましたが、米国防総省は同年2月、米兵109人が外傷性脳損傷に見舞われたと発表しています。
この攻撃直後の最初の数日間、アメリカのCNNおよび一部のヨーロッパのメディアは、イランのミサイル攻撃当日夜のアサド基地の混乱した状況や、アメリカ兵を襲った恐怖とパニックについて報じていました。
CNNやそのほかのメディアが公開したアサド基地の動画からは、アメリカ側の施設の損壊規模の大きさが見て取れました。
西アジアなどを管轄するCENTCOM米中央軍の当時の司令官だったマッケンジー氏は、この攻撃がそれまでに経験したことのないもので、イラン革命防衛隊のミサイルが米兵の頭上を掠めて着弾したと認めています。
アサド空軍基地にいたティム・ガーランド中佐は、当時の様子について「実に恐ろしいものだった。この様な攻撃は今までに見たことがなかった。我々は避難所にいたが、ミサイルが着弾するたびに避難場所全体が爆風で揺れ、外で何が起こっているのか皆目わからなかった」と語っています。