イラン最高指導者、「敵の包括的計画は失敗」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、同国内での最近数ヶ月の出来事に触れ、「敵の包括的計画は失敗した。それは、彼らが計算違いをしていたからだ｣と強調しました。

ハーメネイー師は12日木曜、詩人や頌詩の吟遊家らとの会談において、「敵はわが国を混乱や破壊に陥れるために必要なすべての要素を利用した」と強調し、「数ヶ月前から彼らが活性化させていたかく乱因子は、治安要員、スパイチームの侵入、あらゆるプロパガンダ手段による世界でのイラン恐怖症の扇動、それらとの一部の内的因子の同調、民族・宗教・政治・個人的な動機の扇動、そして広範な包括的なプロパガンダだった｣と述べています。

また、「オブザーバーとして、私は心の中で敵の優れた技術を賞賛した。それは、すべての要素を適切な場所に、また必要なだけで用意していたからである。だが、計算が間違っていたため、不首尾に終わった」としました。

続けて、「彼らは、経済問題を理由に自らが仕組む国家転覆・分裂計画がイラン国民に支持されると思い込んでいた」と語りました。

さらに、｢敵は、悪態や罵詈雑言、さまざまな侮辱により、体制責任者らを受身に追い込み、舞台から追いやられると考えていた。また、彼らは、誘惑と騒乱により、政府高官の間で意見の相違や内部対立を引き起こせると見ていた。加えて、敵は、アメリカの傭兵国の石油販売によるドルでイランの意志に影響を与えることができると目論んでいたのである」としています。

加えて、「敵は数人の利己的な因子に他国への亡命を促し、イランに対する悪態を発させることで、わが国の若者らは失望するだろうと考えていたが、誰も彼らに注意を払わなかった｣と述べました。

最後にイラン最高指導者は、「彼らは40年間、あらゆる方法でわが国に対抗してきたが、彼らの計算が間違っていたために、これまで失敗してきており、将来も失敗するだろう｣と結んでいます。

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