イランとEUの貿易が22%増加

欧州委員会の統計担当部局・ユーロスタットが、EUとイランの貿易が22%増加したことを明らかにしました。

イルナー通信によりますと、ユーロスタットは、イランとEU加盟27カ国との間の貿易が、2022年の1月から11月までの期間で総額47億1500万ユーロであったと発表しました。

この貿易額は、38億6000万ユーロであった前年同期と比較して22%増加しています。

また、EUからイランへの2022年1月から11月にかけての輸出も、前年同期の30億4800万ユーロから22%増加し、37億3900万ユーロとなりました。

EU諸国の中で最大の貿易相手国となったのはドイツであり、EUの対イラン輸出のうち39%にあたる14億6500万ユーロを占めました。

ドイツでは、政府高官によるイランへの政治的発言が続いていますが、それにもかかわらず、同国のイランとの貿易は、2022年の1月から11月までの期間に前年同期比で12%増加し、2桁の成長率を示す結果となりました。

さらに、EUのイランからの輸入も、2022年1月から11月までの期間、前年の8億1200万ユーロから20%増加し、9億7600万ユーロに達しました。

ドイツは、イランからの製品輸入においてもEU諸国の中でトップとなり、その総額は同期間で前年比5%増加の2億6000万ユーロとなりました。

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