米誌、「イランの軍事用無人機製造力は傑出」
1月 16, 2023 18:11 Asia/Tokyo
アメリカの雑誌ナショナルインタレストに掲載された最新の記事から、各種制裁がイランの無人機製造技術の進歩を阻止できなかったことが明らかになっています。
ナショナルインタレストは15日日曜の記事において、特にアメリカを筆頭とした西側の制裁にもかかわらず、イランの防衛産業が各種の無人機製造能力を持っていることを指摘し、「イランの航空宇宙産業および無人機製造は、進歩と拡大を続けている」と報じました。
この記事を執筆したエリック・ロブ(Eric Lob)氏はさらに、「イランは、イラン・イラク戦争中の1980年代半ば以来、軍用無人機を製造・使用してきた。イラン製の高度な軍用無人機は33種類以上あり、戦略的安全保障の4つの柱の 1 つとして、その力を形成する一部となっているほか、ミサイル技術、代理戦闘部隊、サイバー戦を補ってもいる」と述べています。
続けて、「イランの偵察用無人機は西側のものよりも安価であり、地域的な戦闘でも、ペルシャ湾およびその周辺のアメリカ資本との戦闘でも、有効に使えることが証明されている」としました。
また別の部分では、無人機によりイランが自国の力と技術を顕示できるようになった、と説明しました。
その上で、アメリカが行使した一連の対イラン制裁にも触れ、「制裁の強化は、イランが独立しており自給自足を達成しているという現実を示すだけでなく、制裁を回避する同国の並外れた力をも証明している」と指摘しました。
そして、米国政府に対し、経済制裁が失敗していることから、対イラン戦略を変更するよう助言しています。
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