反イランメディア「イラン・インターナショナル」の背後関係が明らかに
1月 16, 2023 19:50 Asia/Tokyo
反イラン分子の1人の電子メールが公開されたことで、イギリス・ロンドンに拠点を置く反イランのペルシア語メディア「イラン・インターナショナル」の背後関係が新たに分かりました。
国際通信イランプレスによりますと、アメリカ在住のイラン人女優、ナーザニーン・ボニヤーディー氏の電子メールがハッキングにより公開され、その中にはイギリスに拠点を置くニュースサイト「イラン・ワイヤー」の編集者とのやり取りがあり、ボニヤーディー氏は、反イランのペルシア語メディア「イラン・インターナショナル」の所有者がサウジアラビアのムハンマド皇太子であることに言及していました。
サウジアラビアは2015年以降、サルマン国王の息子であるムハンマド皇太子が実権を握り、地域で自国の政策に反対している諸国に打撃を与えるために、メディア・ネットワークを形成しようと目論んでいます。
サウジは、シリア、イラク、イエメンなどの地域諸国で立て続けに自らの目的達成に失敗したことをうけ、イランをこの失敗の主な原因であるとし、イランへ打撃を与えようと、あらゆる手段に訴え出ました。
ムハンマド皇太子の権力が拡大し始めた2016年以降は、完全に反イラン的アプローチを取るチャンネルやニュースサイト、新聞がさまざまな国で設立されており、イラン・インターナショナルは、そのようなサウジの衛星ネットワークのひとつにあたります。
イラン・インターナショナルは、イラン国内でこの数か月に起きた暴動の最中、暴徒やイランの治安を悪化させる者たちを支援し、暴力行為を行うよう煽っていました。
タグ