イラン軍参謀本部、「ヨーロッパは自らの異端な行動の結果に注意すべき」
(last modified Thu, 19 Jan 2023 13:30:00 GMT )
1月 19, 2023 22:30 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命防衛隊
    イラン・イスラム革命防衛隊

イラン軍統合参謀本部は、イラン・イスラム革命防衛隊をいわゆる「テロ組織」に指定した欧州議会の敵対行動を強く非難し、その行動の結果について警告しました。

 欧州議会が18日水曜、アメリカに同調した無責任な行動を続行する中、イラン・イスラム革命防衛隊のテロ組織指定に関する修正草案に賛成票を投じました。

欧州議会のこの要求は満場一致ではなく多数決で採択されており、今後欧州評議会での審理・決定が必要になります。

イラン軍統合参謀本部

 

イラン軍統合参謀本部は19日木曜、声明を出し、欧州議会のこの行動を非難するとともに、「この行動は国際法規への挑戦に等しく、地域・世界の安全、平和に影響を与える。欧州議会はその行動の結果に注意すべきである」としました。

また、「欧州議会は、テロリストである米政権と偽りのシオニスト政権イスラエルの敵対的政策に左右され、イラン国内で混乱を生じさせる計画が失敗した後、今回、軽率な行動に走り、地域最大のテロ組織ISISを殲滅させた革命防衛隊をテロ組織に指定した。同議会はこの行動によって、自らの国際法規や治安に反する二重基準を世界の人々に露呈した」としています。

さらに、国連憲章39条に基づき、テロ組織の指定は、国連安保理の管轄であり、同憲章第2条第7項によれば、これに関する加盟国の一方的な行動は、合法性を欠き、強制力がないとされていると指摘し、こうした行動は、国益追求に注力するイラン指導部を乱すことはできないとしました。

同本部はまた、「イラン軍、特に革命防衛隊は、国家の安全・国益を守り、シオニスト政権と米英が育成するテロリストとの継続的な戦いから一切後退することはない」と表明しました。

 


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