イラン外務省報道官、人権に関する豪州の二重基準を批判
1月 31, 2023 20:27 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、オーストラリアの刑務所内での先住民500人の死亡や難民申請者の死の連鎖の継続を非難しました。
キャンアーニー報道官はツイートの中で、「オーストラリアの各刑務所での原住民500人と難民申請者やの死の連鎖は、同国における人権侵害の氷山の一角にすぎないかもしれない」としました。
また、国際社会がこの問題に関して、オーストラリア政府に説明を迫るのか、として疑問を呈しました。
キャンアーニー報道官はこれ以前にも、オーストラリアによる対イラン制裁行使に反応して、「オーストラリア政府は長年に渡り、国内の先住民や囚人、難民らの基本的権利を蹂躙してきていながら、イラン現体制に反対するテロ組織のメンバーや分離主義者を受け入れている」としました。
同報道官はまた、この10年間に各国際機関や団体が、オーストラリアでの人権侵害に関して複数の報告書を公表していることに触れ、「最近でも、オーストラリアは、同国内にある難民申請者の拘留・収容施設の査察を目的とした国連拷問禁止国際委員会の代表団の入国を阻止し、これによって難民申請者に対する自らの非人道的処遇を隠蔽しようとしている」としました。
さらに、「人権に関するオーストラリアの経歴は暗澹たるもので、国際社会からの反応や注目を受けてしかるべきだ」と述べました。