イラン外相がベネズエラ大統領と会談

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、訪問先のベネズエラ首都カラカスにて、同国のマドゥロ大統領と会談しました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相とマドゥロ大統領は、両国間協力の拡大および、国際問題に関して協議しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はさらに3日金曜、ベネズエラのロドリゲス副大統領およびエルアイサミ石油大臣、そしてイヴァン・ヒル・ピント外相とも会談しています。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はベネズエラ訪問に先立って、ニカラグア首都マナグアを訪問し、オルテガ大統領をはじめとする同国の政府関係者と会談しました。

近年において、ベネズエラやニカラグアを含む中南米諸国とイランの関係は、向上しています。

イランとベネズエラの関係は100年以上の歴史を有しており、特に1960年代に石油分野での協力により飛躍的に拡大するとともに、1979年のイランイスラム革命勝利後は、ベネズエラはイラン新政府を他国に先駆けて正式承認した国の１つでした。

現在、両国はアメリカの一方的な制裁を受けており、多極主義への擁護やアメリカの一方的な違法行為への対処の必要性、平和目的での核エネルギー利用というイランの権利、パレスチナ国民の権利の正式承認といった問題において、共通の見解を有しています。

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