イラン大統領、「敵はイランの発展を容認できない」
(last modified Sat, 11 Feb 2023 10:09:54 GMT )
2月 11, 2023 19:09 Asia/Tokyo

イランのライースィー大統領が、科学技術、経済、防衛、保健医療の分野における同国の功績に触れ、「敵はイランの進歩発展に我慢がならず、苦々しく感じている」と語りました。

ファールス通信によりますと、ライースィー大統領は11日土曜、テヘラン市内西部アーザーディー広場で実施された、イラン・イスラム革命勝利44周年記念大行進の参加者らを前に、「イランは今日、脅迫や制裁にもかかわらず安定した資本成長、投資成長、経済成長、その他の指標の成長を遂げている」と述べました。

また、「敵は、イランがあらゆる分野で前進し止まらないのを目の当たりにして、別の陰謀を企て、騒乱や暴動でわが国を押しとどめられると考えたが、またしても失敗した」としました。

そして、「今日の革命記念日は団結の日である」とし、「最近の騒乱で敵に欺かれた者は、イラン国民が彼らを寛容にも受け入れようと両手を開いていることを知るべきだ」としました。

さらに、「イラン国民は敵にとって重要なのが女性や自由、生命、人権などではなかったことに気づいている」と強調し、「敵はイラン国民の独立、自由と生命を奪おうとしているが、イラン国民は、敵がイラン国民に与えようとしているとする命や生活をアフガニスタン、イラク、レバノン、シリアの人々に与えてこなかったことを熟知している」と語りました。

加えて、「今日、イスラム革命の恩恵により、イランの女性は学術や政治、社会、経済活動に大々的に進出している」として、西側諸国に対し「女性の権利に関して言えば、我々のほうが訴える側の立場にあり、更なる利潤追求のために女性を道具として使用するあなた方が訴えられる側の立場にある」としました。

また、最近の地震で被害を受けたトルコとシリアの国民に哀悼の意を示すとともに、「イランは困難な時期にあるすべての近隣諸国の友人である。敵は、この地域に居場所を見つけたいのであれば、それが大きな間違いであることを知るべきだ。それは、わが国から見て、地域の安全保障がアメリカやその同盟国の撤退にあると見ているからだ」としました。

最後に、過去に1万7000人ものイラン国民を殉教に至らしめた反イランテロ組織MKOモナーフェギンに追従しているアメリカに触れ、「このテロ組織の名がアメリカ議会のテロ組織リストから削除されたことは、全く持って驚くべきことである」と結びました。

 


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