駐イラン・シリア大使、「国際社会は圧政的な対シリア制裁を解除すべき」
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駐イラン・シリア大使が国際社会に対し、シリアに対する圧政的な制裁を、無条件で即時解除するよう求めました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 13, 2023 17:27 Asia/Tokyo
  • 駐イラン・シリア大使とテヘランの複数の大学の学生らの会合
    駐イラン・シリア大使とテヘランの複数の大学の学生らの会合

駐イラン・シリア大使が国際社会に対し、シリアに対する圧政的な制裁を、無条件で即時解除するよう求めました。

今月6日早朝、トルコ南部とシリア北部の国境で強い地震が発生し、両国に多大な人的・物的被害をもたらしました。

シリアでは、長年の内戦およびアメリカを中心とした外国軍の占領によって国内インフラが破壊されており、救援作業や瓦礫除去の進み具合ははかどっていません。

シリアの被災者は、アメリカの制裁によって非常に思わしくない状態に置かれており、このような悲惨な状況の中にある同国への制裁については、諸国の政府だけでなく世界の大半の人々が、その解除を求めています。

イランはシリアの被災者に向けた支援を行う中で、これまでに航空機6機分の支援物資を送っています。

イランに駐在するシャフィーク・ダイユーブ(Shafiq Dayoub)シリア大使は、先日行ったテヘランの複数の大学の学生らとの会合において、「我々はシリアを再建し、すべての圧政的制裁も無効化させるだろう」と述べました。

アメリカは、国際世論の圧力に押されるかたちで、シリア国民に課した制裁の一部を180日間解除すると発表しています。しかし、貨物を運ぶ航空機は依然として、シリア国内空港への着陸がままならない状態です。

イランでは地震発生から間もない今月8日に、多くの政治家、文化人、ジャーナリストらが、アメリカの一方的な対シリア制裁の解除を要求する声明を出しています。

 


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