イランとタリバンが、麻薬密売対策を巡る協議を継続
(last modified Sun, 19 Feb 2023 11:57:16 GMT )
2月 19, 2023 20:57 Asia/Tokyo
  • アフガニスタンの麻薬生産
    アフガニスタンの麻薬生産

イラン麻薬対策本部の国際問題関係者であるザーヘディヤーン氏は、麻薬生産・密売対策を巡り、アフガニスタンのタリバン政権との協議を継続している、としました。

イランは制裁下にあるにもかかわらず、年に1000トン以上の麻薬を発見押収することで、世界最大の麻薬摘発国となっています。

同国はまた、麻薬密売対策において、これまでに1万2000人以上の殉教者や負傷者を出しています。

国連は、イランを世界での麻薬対策の筆頭国として賞賛しています。

イルナー通信によりますと、イラン麻薬対策本部のザーディヤーン氏は、「イラン政府がアフガニスタンでタリバンが政権を掌握してから追及している問題のひとつは、麻薬対策および、イラン国内への麻薬搬送の阻止である」と語りました。

また、「わが国は、アフガンでの麻薬の栽培・生産の管理と撲滅及び、国内への麻薬持込の阻止に寄与する方策を打ち立てようとしている」と述べました。

さらに、麻薬分野における国際機関の行動を非難し、「アフガンにおける過去20年間の西側の行動は、麻薬生産の増加以外の結果しか残しておらず、これらの国は、自らの行動に関して責任を取るべきである」としました。

ザーヘディヤーン氏はまた、「国際機関は、麻薬対策における自らの役割を果たしておらず、責任も負っていない」と指摘しました。

 


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