2月 20, 2023 16:46 Asia/Tokyo

イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官は、同国内での検査で濃度84%の濃縮ウランが検出されたとする報道に反応して、「濃縮プロセスにおける濃度60%以上の粒子の存在は、60%以上の濃度での濃縮ウランの生産を意味しない」として、この時点まで我々は濃度60%を超える濃縮作業を行ったことはない」と語りました。

米金融情報サイト・ブルームバーグは、「IAEA国際原子力機関の査察官は先週、イラン国内での査察・検査で84%濃度で濃縮されたウランを検出した」と主張しています。

キャマールヴァンディー報道官は19日日曜夜、イルナー通信のインタビューで、ブルームバーグのこの報道について、「今回報道された内容は、事実を捻じ曲げる反イラン的印象操作であり、ウラン濃縮作業における濃度60%を超える粒子やウラン物質の存在は、濃縮が60%以上の濃度で行われていることを示すものではない」と語りました。

また、「わが国はこれまでに60%を超える濃度での濃縮を行っていない」とし、「遺憾なことに、IAEAが一部の国にとっての圧力行使の手段となっており、この行動は、同機関の威信や信用にマイナスの影響を与えるだろう」としました。

さらに、「シオニスト政権イスラエルや覇権主義的な国々は、IAEAを最大限に悪用している。だが、その加盟国は同機関の専門性ある立場を守る義務があり、政治的目標のためのこの国際機関の悪用を許すべきではない」と述べています。

 


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