イランと日本の合作映画が、イラン国内で上映
2月 26, 2023 16:49 Asia/Tokyo
イランと日本が共同制作した映画「The Miracle of Bonasan(日本語タイトル:ボナさん伝説 魔法のランプの魔神)」が、イラン国内で公開されています。
ハビーブ・アフマドザーデ監督・製作のこの映画は、22日水曜からイラン国内の一部映画館で公開されています。
イラン、日本、オーストリア、イラクの4カ国で撮影されたこの映画では、1980年代のイラン・イラク戦争で毒ガス攻撃を受けたイラン人被害者と被爆地・広島の海外医療支援で2004年から彼らと交流するNPOモーストの津谷静子理事長、被害者の治療に尽くしたオーストリアの医師ゲルハルト・フライリンガー氏、戦争孤児の世話を買って出たイランの俳優パルヴィーズ・パラストゥーイー氏、通訳として交流の懸け橋になったマフムード・ボナクダールニヤー氏が出演しています。
アフマドザーデ監督は、毒ガス攻撃を受けた元イラン兵の治療を手助けする津谷氏に敬意を表して、この映画を制作しました。
この映画はドキュメンタリーをベースとしながら、進行役としてボナさんの愛称で呼ばれるボナクダールニヤー氏が魔法のランプの精に扮し、天使の賭けに乗って、朝倉という名の日本人作曲家の助けを借りながら人間に希望を取り戻すために活躍する、というストーリーを加えています。