アルジェリアが仏大使を召喚/米英による新たなイエメン攻撃/シリアの若者に関するイラン革命防衛隊総司令官の予測:国際ニュース
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アルジェリアが仏大使を召喚/米英による新たなイエメン攻撃/シリアの若者に関するイラン革命防衛隊総司令官の予測:国際ニュース
アルジェリア外務省が15日、同国駐在のフランス大使を呼び出し、アルジェリアにおけるフランスの諜報活動と治安機関に対する抗議を伝えました。
【ParsToday国際】アメリカとイギリスによるイエメン攻撃の継続、シオニスト政権イスラエルによるシリアへの再攻撃、アルジェリアによる仏大使の召喚、国連シリア担当特使と同国新支配勢力「タハリール・アルシャーム」幹部の会談、そして西アジア地域の情勢に関するイランと日本の共通の懸念といった、世界の最新情勢をお伝えします。
地域の安定と安全に関するイランと日本の共通の懸念
日本の船越健裕外務審議官が15日、イランを訪問し、アラーグチー外相と会談・協議しました。
船越審議官はイランと日本の長年にわたる友好関係に触れ、両国関係の発展に向けた協議を継続し、地域・国際問題の解決を支援する重要性を強調しました。一方、アラーグチー外相も、良好な日・イ友好関係に言及し、二国間関係や地域・国際問題に関する日本との協議を歓迎するとともに、地域、特にシリアの最近の動向を考慮したこれらの協議継続の重要性および、地域の安定と安全に関する両国共通の懸念を強調しました。
米英軍が再びイエメンを空爆
アルアーラム・チャンネルによりますと、アメリカとイギリスの戦闘機が16日未明、イエメン北西部バヒス地区を空爆しました。これまでのところ、空爆された標的や、この攻撃による人的・物的被害の可能性については報告されていません。米英はここ数カ月間、イエメンを数回にわたり攻撃しています。これらの攻撃は、ガザ地区のパレスチナ国民に対するイエメン国民と政府の包括的な支援を妨害するために行われています。
イエメン・アンサーロッラー幹部「米は自ら地獄の門を開く」
イエメンの実効支配勢力アンサーロッラーの幹部であるアブドゥルラフマーン・アル・アフヌーミ氏は16日朝、米国によるイエメン空爆について「米国はイエメンとの緊張増大により自ら地獄の門を開いている」と述べました。
イスラエルがシリアを再攻撃
イスラエル軍の戦闘機が、再びシリア各地を爆撃しました。
アルアーラム・チャンネルは16日早朝、「イスラエル軍戦闘機がシリア東部デリゾール県にある軍用空港を爆撃したほか、中部ハマー県およびホムス県の軍事施設にも攻撃を加えた」と発表しました。また、地元当局の話では、西部ラタキア県とタルトゥース県でも激しい爆発音が聞こえたということです。
英がシリア新支配勢力と接触
ラミー 英外相は15日、シリアの新支配勢力「タハリール・アルシャーム(HTS)」と外交的に接触したことを明らかにしました。ラミー外相は、HTSが英国が指定するテロ組織リストに載っていることを認めつつも、「我々は期待通りにHTSと外交関係を結ぶことができる」と述べました。
国連シリア担当特使とHTS最高幹部が会談
シリアの新支配勢力「タハリール・アルシャーム(HTS)」最高幹部のジャウラニ氏は15日、同国首都ダマスカスでペデルソン国連シリア担当特使と会談しました。アサド政権が崩壊し、HTSが実権を握ったことで、各国の政府や非政府系関係者はこの組織とのつながりを模索しています。
イラン革命防衛隊総司令官「シリアの若者たちは最終的に祖国を外国から奪還」
イラン・イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官は15日、「抵抗勢力の拡大は神の命令である」とし、「若者たちが最終的にシリアを外国の手から解放するだろう」と述べました。
また、シリア情勢の進展に関しても「外国勢力が他国のアイデンティティを抹殺しようと様々な国で陰謀を試みてきたが、イスラムの若者は最終的に外国の手から祖国を奪還している。これはシリアでも起こるだろう」と語りました。
カザフ大使「イランとの経済関係拡大は優先事項」
イラン駐在カザフスタン大使が15日、イラン北部マーザンダラーン州サーリー市で同州知事と会談し、「我が国の優先事項の1つは、マーザンダラーン州を中心としたイランとの貿易・経済関係の拡大である」と語りました。
アルジェリアが仏大使を召喚
アルジェリア外務省は15日、同国駐在のフランス大使を召喚し、アルジェリアにおけるフランスの諜報活動と治安部隊に対する抗議を伝えました。
アルジェリアのメディアによりますと、同国当局は最近、アルジェリアに大量の武器や弾薬を搬入しようとする試みなど、フランスの敵対的かつ計画的な行動を察知したということです。