シリア南部の戦闘、死者700人超に

在英NGO「シリア人権監視団」は、シリア南部スウェイダ県で起きた戦闘での死者が718名に達したと公表しました。

【ParsToday西アジア】シリア南部スウェイダ県で13日に発生したドゥルーズ派と遊牧民（ベドウィン）の衝突は、遊牧民側についた暫定政権軍やドゥルーズ派を支援するイスラエルも介入し、収束の見通しは立っていません。

シリア保健省は一連の戦闘での死者を260人と発表しており、シリア人権監視団の発表とは大きな開きがあります。一方で負傷者数については、同省は1698名としています。

こうした中、シリアのスンニ派権威である「ファトワ最高評議会」は、国内のドゥルーズ派を念頭に「イスラムの明白な原則に照らせば、イスラエルという敵との協力は尊厳への裏切りにあたる。イスラエルが敵であることは証明済みの事実だ。女性や子供を殺し、家から立ち退かせることは、それがどの宗教の信徒に対してであれ、禁忌である」とする声明を発表しました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。