2月 28, 2023 19:45 Asia/Tokyo
  • 日本人学生グループ
    日本人学生グループ

笹川平和財団主催のイラン短期研修プログラムに参加している日本人学生の一団が、同国テヘランにあるイスラム革命・聖なる防衛戦博物館を訪問しました。

メフル通信によりますと、この研修は笹川平和財団アジア・イスラム事業グループが主催しイラン外務省付属国際関係学院を受け入れ先として行われている短期研修プログラムで、参加している日本人学生9人は27日月曜、イスラム革命・聖なる防衛戦博物館を訪れ、引率者2人に付き添われながら、7つの展示ホールから成る館内を見学しました。

この訪問で学生たちは、イスラム革命の勝利につながった一連の出来事と、その後に押し付けられたイラン・イラク戦争、40年にわたるイスラム共和国の発展の歴史について学びました。

参加者の1人である東京大学法学部3年の松香怜央さんは、同博物館訪問の最後に受けたインタビューで、「膨大な展示によって、イランに対して始められた戦争に関する出来事やその実情が、非常にリアルにかつ美しく描き出されていた。この博物館は、私がこれまでに見てきた戦争や平和を扱う他の博物館とは大きく異なっていた」と語りました。

さらに、「この博物館の中で印象深かった部分のひとつは、地雷原関連の展示や(映像で戦争当時の様子を疑似体験できる)爆撃室で、見学者の心情に訴えかけるものだった。また、私が最も感銘を受けたのは、イラン・イラク戦争に関するニュースを伝えた各外国メディアに関する展示だった」と続けました。

今回の短期研修プログラムには、国際関係、国際政治、国際法、ペルシア語、ウルドゥー語などさまざまな専攻分野を学ぶ日本人学生が参加しています。

 


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