イラン原子力庁とIAEAが共同声明発表

イラン原子力庁とIAEA国際原子力機関が、同機関のグロッシ事務局長による2日間のイラン訪問とその中で行った同国高官らとの会談の終わりに、共同声明を発表しました。

イルナー通信によりますと、この声明においては、「IAEAとイランとの間のやりとりは、協力の精神をもって、保障措置協定に基づく同機関の権限およびイランの権利・責務を完全な形で尊重した上で行われることになる」と説明されています。

また、「イラン側は、（国内の核施設）3か所に関連して残された保障措置協定上の問題をめぐり、この問題のさらなる追跡調査、協力継続、情報提供を行う用意があると表明した」と述べられています。

さらに、「イランは自発的に、IAEAが必要に応じてさらなる査察・監視活動を行う許可を出している。その実施方法については、双方の合意に基づきイランで間もなく開催される技術会議において両当事者間で合意されることになっている」と続けられました。

イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官はこの件について、「IAEAが行うイラン国内核施設への査察の量は、双方の合意によって増加するだろう」と強調しています。

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