イラン産重油価格が上昇
3月 15, 2023 15:42 Asia/Tokyo
OPEC石油輸出国機構が出す最新の月例報告によりますと、イラン産重油が先月、2ヶ月連続での値上がりを示したことが明らかになりました。
2月のイラン産重油の価格は1バレル当たり81ドル88セントに達し、その前の月に当たる1月の81ドル56セントから0.4%、即ち32セント上昇しました。
2023年初頭以降のイラン産重油の平均価格は、昨年同期の89ドル22セントに対し、 81ドル72セントとなっています。
先月のOPEC石油バスケット価格は1バレルあたり81ドル88セントに達しており、これは1月と比較して、0.3%すなわち26セントの値上がりとなります。
また、2023年に入ってからのOPEC石油バスケット平均価格は81ドル75セントであり、2022年の同時期の平均価格89ドル49セントと比較して、8.7%に相当する7ドル75セントの値下がりを示しています。
二次情報源からのデータによりますと、13の加盟国で構成されるOPECの総産油量は、去る2月に1日あたり2892万バレルに達し、その前月と比べて1日あたり11万7000バレル増加しました。
この報告によりますと、ナイジェリア、サウジアラビア、コンゴでは産油量が増加した一方で、アンゴラやイラクなどの国では減少しました。
イランの石油生産量は、1万7000バレル増加し日量257万1000バレルに達しています。