4月 05, 2023 16:49 Asia/Tokyo
  • ファイサル・サウジアラビア外相とアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相
    ファイサル・サウジアラビア外相とアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相

英ロンドン発行のアラビア語新聞アッシャルゴルアウサトが、消息筋の話として、「ファイサル・サウジアラビア外相とアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は6日木曜、中国・北京で会談する予定である」と報じました。

アッシャルゴルアウサト紙のインターネットサイトは、「3回に渡る電話会談の末に行われることになった両外相の対面式会談の課題は、合意実施に向けた今後の措置、両国の大使館の再開などである」としています。

なお、北京を今回の会談場所として決めた理由として、イランとサウジの間の国交再開合意の達成において中国が肯定的な役割を果たしたことが指摘されています。

イランとサウジは去る3月10日、中国の仲介により7年ぶりに国交を再開することで合意しました。

この両国の合意に基づき、イランとサウジの両外相は対面での会談を行い、互いの国にある自国大使館の再開、全権大使の派遣、ならびに国交再開に向け必要なその他の措置について準備することになっています。

中国・北京での合意後、イランとサウジの関係は拡大に向かい、両国の関係者もその発展を強調しています。このような流れの中、サウジアラビアのサルマン国王はイランのライースィー大統領をサウジに招待し、さらにライースィー大統領もサルマン国王をテヘラン訪問に招待しました。

また、アミールアブドッラーヒヤーン外相とファイサル外相が複数回にわたって会談しているほか、各国に駐在するイラン・サウジ大使らの一部は駐在国内で会談や対話を重ねています。

 


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