イラン外相、「スーダン状況を強く憂慮」
May 06, 2023 14:47 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、スーダンの状況は非常に憂慮されるとしながら、「同国内での対話と相互理解が、その危機の克服にとり最良の選択肢である」と述べました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、ツイッターに「スーダンの状況は非常に憂慮されるものだ。もし適切な措置が講じられなければ、それはスーダンを脅かすだけでなく、地域にも波及するだろう」と投稿しました。
続けて、「残念ながらスーダン危機においては、国内での対話と相互理解こそが危機の克服に向けた最良の選択肢であるにもかかわらず、一部で外国の干渉および挑発が見受けられる」と指摘しました。
スーダンでの武力衝突は先月15日、アブドゥル・ファッターハ・ブルハーン統治評議会議長の指揮下にある軍と、「ヘメティ」の名で知られるモハメド・ハムダーン・ダガロ将軍率いる準軍事組織・RSF即応支援部隊との衝突により始まりました。
両陣営の戦闘により、これまでに少なくとも600人が死亡、数千人が負傷しています。
国連は、スーダン国内で今後数か月に1900万人が食糧不足に陥る可能性があると発表しています。
これまでのところ、スーダンでの衝突終結と当事者間の協議に向けた国際調停は、実を結んでいません。
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