イラン外相、「エジプトとの関係正常化望む」

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、イランとエジプトの関係発展を歓迎し、両国関係の本格的な再開を望んでいるとしました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はイルナー通信とのインタビューで、エジプトの関係について、「両国は互いの国に利益代表部を設置しており、その代表には大使級の人物が充てられている。そのため、両国の間には直接連絡できる公的なチャンネルが開かれている」と述べました。

さらに、「一部の国はもちろん、エジプトとイランの関係改善を奨励している」としました。

また、サウジアラビアとの関係正常化についても触れ、「サウジ外務省は今月9日に新たな駐イラン大使を指名しており、イランも間もなく、新たな駐サウジ大使について同国に伝えることになっている」と説明しました。

一方、ＩＡＥＡ国際原子力機関監視カメラのイラン核施設内への再設置に関しては、「我が国は、ＩＡＥＡが政治的アプローチを放棄するよう期待している。ＩＡＥＡが政治的アプローチから距離を置いて技術的な協力へ向かえば、それだけ協定への道がより大きく開かれる」と強調しました。

そして、「イランは依然として、仲介役を通じて米国からメッセージを受け取っており、また、米国側へもメッセージを送っている」としながら、「制裁の解除および無効化への努力は、イラン外務省の特別任務の一つであり、これに関しては複数の措置がすでに取られている」と述べました。

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