カザフスタンがイラン港湾への投資を支持
(last modified Sun, 28 May 2023 06:43:15 GMT )
May 28, 2023 15:43 Asia/Tokyo
  • イラン港湾
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カザフスタンが、EEU・ユーラシア経済連合の加盟諸国によるイラン港湾への投資は同連合の発展に寄与するとしました。

ロシアのタス通信によりますと、カザフスタンのトカエフ大統領は、EEUの最高意思決定機関であるユーラシア最高経済評議会の会合において、南北輸送回廊の重要性について言及しながら、「(同回廊の一部である)イラン港湾やトルクメニスタンの水陸インフラにEEU加盟諸国が共同投資することは、自分たちの輸出範囲の拡大につながる」と説明しました。

続けて、ロシアが中国、インド、イランおよびその他の西アジア・東南アジア各地域を抜ける回廊の建設を決意したことに歓迎の意を示して、「EEUは、欧州とアジアを含む世界の南北を結びつけると確信している」と述べました。

2015年に発足したEEUは、ロシア、カザフスタン、ベラルーシ、アルメニア、キルギスが加盟しており、イランは2019年にEEUと自由貿易協定を結ぶなど、協力関係にあります。

南北輸送回廊は、2002年にインド、イラン、ロシアの3カ国が署名して開始された、大輸送網プロジェクトです。このプロジェクトは完成すれば、スカンジナビアを含むヨーロッパ諸国やロシアを、ペルシャ湾、インド洋、東南アジアの各地域と結びつける、重要な架け橋となります。

 


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