イラン外務省報道官、「制裁解除を巡る一時的合意は課題にあらず」
(last modified Mon, 12 Jun 2023 11:47:13 GMT )
6月 12, 2023 20:47 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、核合意に代わる一時的合意などに関するメディアによる憶測を認めない、としました。

キャンアーニー報道官は12日月曜、記者会見し、制裁解除を巡る協議の継続に向けたイランとアメリカの間のメッセージ交換に関する一部の憶測について、「わが国は、国内の可能性や近隣諸国との大規模な関係によって制裁無効果政策を取り組み課題にしているものの、圧政的な制裁解除を目的とする外交プロセスを放棄してはいない」と語りました。

また、「相手諸国との外交的協議やメッセージ交換は、様々なレベルで仲介役を務める友好国を通じて続行されており、わが国は国益を最大限に確保するため、決して協議の場を離れたことはなく、常に協議を結論に至らせる意向を示してきている」と述べました。

さらに、「イランの判断基準は相手の行動であって、彼らのメディア上の表明ではない」としました。

キャンアーニー報道官はまた、イランとサウジアラビアの関係の最新情勢について、「近い将来、サウジ外相がイランを訪問する予定であり、間もなく在イラン・サウジ大使館や領事館が再開されると思われる」と指摘しました。

 


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