イラン外務省報道官、「アルバニア政府はMKO受け入れた過ちを償うべき」
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イラン外務省のキャンアーニー報道官
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、アルバニアに拠点を据える反イラン・テロ組織、MKOモナーフェギンによる犯罪やテロ行為を挙げながら、「アルバニア政府が、このテロ組織を受け入れた過ちを償うことを望む」としました。
キャンアーニー報道官は21日水曜、アルバニアで同国警察がテロ組織MKOの拠点「キャンプ・アシュラフ3」を攻撃した件をめぐり、ツイッターに「報道によれば、アルバニア警察は昨日午前、自国最高裁判所のテロ対策命令に基づき、捜索のためにこの拠点に入った。この措置の理由は、MKOの犯罪やテロ行為と説明されている」と投稿しました。
続けて、「アルバニアの関係当局は、MKOがテロ行為の計画や指示のために使っていた多数の電子機器やドローンを発見・押収したと発表している。MKOは、2014年にアルバニアと結んだ合意に違反して、テロ行為やサイバー犯罪を行っていた」と強調しました。
そして、「MKOは、テロリストというその本質のため、自身の拠点とする場所の安全を常に脅かすことになる。そのために(アルバニアの前にMKOが拠点を置いていた)イラクの政府も、MKOを国外へ追放し、他の国々の政府も、彼らの受け入れを拒んだ」と指摘しました。
テロ組織MKOの現在の本部は、アルバニアの首都ティラナと港湾都市ドゥラスの間に位置する、厳重に警備された「キャンプ・アシュラフ3」にあります。
各報道機関は20日火曜、アルバニア警察がこの施設を攻撃したと報じました。
アルバニア内務省の発表によれば、アルバニア警察は自国裁判所の命令に基づき、合意に違反したMKO本部を攻撃しましたが、MKOメンバーは施設の捜索の最中、警察に激しく抵抗したということです。
MKOは1979年よりこれまでに、イランの無辜の市民や国会議員・政府高官・軍高官などの当局者を、1万7000人以上殉教させています。