6月 24, 2023 15:34 Asia/Tokyo
  • スイス・ジュネーブ国連事務局駐在イラン大使のバフレイニー氏
    スイス・ジュネーブ国連事務局駐在イラン大使のバフレイニー氏

スイス・ジュネーブ国連事務局駐在イラン大使のバフレイニー氏が、「一極主義や制裁は、人道危機に破壊的な影響をもたらす主な元凶である」と語りました。

イルナー通信が22日木曜、報じたところによりますと、ECOSOC国連経済社会理事会のハイレベル人道会議においてバフレイニー氏は、イランが相当数のアフガニスタン人難民を受け入れていることに言及し、「これほど多くの人数を受け入れる負担は、すべての国が公平かつ平等に負わなくてはならない。しかし、イランはそれどころか、米国からより厳しい制裁を受けている」と語りました。

また、一方的かつ圧政的な制裁の結果、人間の基本的権利の一つである食料確保の権利がその犠牲となっている、としています。

さらに、一方的な制裁が、イランに来た難民やその受け入れ先、自然災害に見舞われたイラン人、食料不安にさらされている人々などへの支援に与えている悪影響について触れ、「このような一方的な制裁により、世界中で食糧危機が悪化し、発展途上国における農業産業化のための技術移転や、家畜飼料の調達などは支障をきたし、多くの国の人々の食糧確保という基本的権利がかなえられなくなった」としました。

ECOSOCの人道分野の会議は21日水曜よりジュネーブの国連欧州本部で始まり、国連事務総長がオンラインで開幕演説を行いました。

 


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