イラン外務省報道官「わが国政府は協議を順守」

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、「わが国の政府は、国民の権利が確保されるべく協議のプロセスを順守する」としました。

国際通信イランプレスによりますと、キャンアーニー報道官は26日月曜、定例記者会見の中で、アメリカとの協議の必要性に関する一部メディアの憶測について「米国に対するわが国の立場は完全に明白である。また、わが国の政府や国民に対するアメリカの犯罪的行動の事例やしるしも明白である」としました。

さらに、わが国のアメリカに対する評価は、同国の犯罪的態度や行動に原因があり、アメリカの行動が変わらない限り、わが国の見方も変わらないだろう」と語りました。

また、「わが国は協議を順守している」とし、イラン核開発問題を巡る交渉でイラン側の責任者を務めるバーゲリー外務次官と欧州対外活動庁のエンリケ・モラ事務次長がカタール・ドーハで会談したことに触れ、「イランとの協議開催に向けたヨーロッパの意向に注目し、バーゲリー次官は欧州3カ国の政府高官と会談し、またこれまでの協議の継続で、ＵＡＥ・アブダビで新たな協議が実施され、カタール・ドーハにおいてもモラ事務次長とも会談がなされた」と述べました。

キャンアーニー報道官はさらに、「わが国の見解は明確にヨーロッパの相手国に伝えられ、また相手側の見解も傾聴された。わが国は、制裁解除を目指す協議でプラスの成果に達するために、あらゆる外交分野の可能性を活用するとともに、善意を伴う地域の関係国の意向も歓迎する」と語りました。

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